AIを入れて終わりにしないために。人が本来の仕事に熱中できる未来をつくる「AI導入・活用コンサルティング」を開始します
2025.12.4
1. はじめに：なぜ今、私たちがAI事業を本格化するのか
株式会社アクティヴァーチ・コンサルティングは、このたび企業のAI導入・活用を一気通貫で支援する「AI導入・活用コンサルティングサービス」を本格展開いたします。
昨今、生成AIや機械学習という言葉を聞かない日はありません。多くの企業が「我が社もAIを」と意気込み、導入に着手されています。しかし、現場の皆様とお話しする中で、私たちはある共通した壁に直面していることに気づきました。
- 「とりあえずPoC（実証実験）はやってみたけれど、そこから先に進まない」
- 「導入はしたものの、現場の業務フローに馴染まず、誰も使っていない」
- 「そもそもデータが整備されておらず、効果が出ているのかどうかも分からない」
AIを入れることが目的化してしまい、事業や現場で正しく活用できていると言えるケースは、意外なほど少ないのが現実です。
私たちの目指すゴールは、AIシステムを納品することではありません。人が本来やるべき仕事に集中できる状態をつくること。
そのために、戦略構想から現場への定着まで、泥臭い課題も含めて一緒に伴走するサービスを開始することといたしました。
2. アクティヴァーチのAI事業、3つのこだわり
私たちが提供するのは、パッケージ化されたシステムをただ当てはめるだけの支援ではありません。本質的な解決のために、私たちが徹底している3つのこだわりをご紹介します。
ハンズオン型伴走支援
アドバイスをして終わりではなく、お客様のプロジェクトチームの一員として、現場に入り込み、実際の業務フローやデータの状態を共に理解し、AIによる分析・自動化を通じて課題解決に取り組みます。
柔軟な設計提案
創業期のスタートアップと大企業では、必要なAIの形も導入ステップも異なります。画一的な手法ではなく、御社のフェーズや企業文化、予算感に合わせた最適なプランをオーダーメイドで設計・提案します。
R＆Dチームによる最先端技術の実証検証
私たちはR&Dを通じて、「AIを実際の業務フローに乗せたとき、本当に役に立つのか？」をベースとした検証を実施しています。技術の流行を追いかけるだけでは得られない、実務に即したリアルなノウハウを基にサービスを提供いたします。
3. サービスメニュー：構想から定着までワンストップで
本事業では、以下の6つのメニューからお客様が抱える課題やフェーズに応じてご支援が可能です。
(1) AI企画
お客様の事業目標と直面する課題を踏まえて、AIで最大の効果を生むための企画立案をご支援するサービスです。
【弊社によるご支援例】
課題解決のテーマを見つけ出し、構想や戦略を立ててユースケースを具体化し、実行に向けたロードマップの策定を支援します。
(2) PoC支援
新しいアイデアや技術を本格導入する前に、小規模・短期間で試すことで実現可能性や効果を検証する伴走型の支援サービスです。
【弊社によるご支援例】
課題とKPIを設定しPoCを実施、本番導入の方針を決め、ROIの試算や導入効果のシミュレーションを支援します。
(3) AI導入
AIモデルの選定から、インフラ整備、データ整備、セキュリティ設計まで、AIに関するシステム全体の設計・構築・運用をご支援するサービスです。
【弊社によるご支援例】
AI技術の調査や選定、導入の計画づくり、要件定義を支援します。
(4) AI展開/定着
AIを組み込んだシステムを組織全体に展開し、現場で活用される状態に定着させることで、継続的な成果創出をご支援するサービスです。
【弊社によるご支援例】
全社展開のスケジュールを立て、利用状況や効果をKPIで確認しながら、ルールやガイドラインの整備を支援します。
(5) AIデータ分析
企業が保有するデータをAIで分析し、ビジネス課題の解決や意思決定の精度向上をご支援するサービスです。
【弊社によるご支援例】
収集可能なデータを洗い出し、ユースケースを設計してAIを活用した分析を行い、業務への実装や人材育成を支援します。
(6) AIサービス開発
AIを活用した新たなサービスの企画・立ち上げをご支援するサービスです。ビジネスの変革や効率化等、総合的なサポートをご提供します。
【弊社によるご支援例】
AIを活用したサービスモデルの立案、外部データとの連携支援、投資回収計画策定などを総合的に支援します。
4. 活用イメージ・取り組み例
「具体的にどんなことができるのか？」 私たちが想定している支援領域や、これまでご相談いただいた内容の一部を、業界・部門別のユースケースとしてご紹介します。
採用・人事領域： AIを活用した採用プロセスの最適化
AI導入により、6時間かかっていた採用作業が数十分に短縮され、採用基準の統一やパーソナライズメールの自動作成を実現しました。
AIによる自動化範囲の判断や動作調整が課題としてあがりましたが、手順を簡素化することで、誰でも使える仕組みを整え、恒久的な改善を実現しました。
小売・サービス業： 人と業績を伸ばすAI活用
数百万件のデータ分析をAIで自動化し、これまで1ヶ月かかっていた作業を「数分」へ劇的に短縮しました。単純作業をAIにて代替することで離職リスクの解消にも繋がりました。
さらに分析精度の向上により、成約率は2倍になり、現場の誰もが使いこなせる設計で、働きやすさと利益の両立を実現しました。
5. おわりに
当社は、AI技術を「一過性の流行」として消費するのではなく、企業の競争力を底上げし続ける「実務インフラ」の一部であると捉えています。
AI活用における課題や目指すべきゴールはそれぞれ異なりますが、経営層が確信を持って推進し、現場が主体的に活用し続けられるよう、戦略策定・システム実装・業務定着の三つの側面から、お客様の課題に合わせて支援してまいります。
