シニアマネージャー A . T
2025.9.22

自己紹介
私はシステムインテグレーター(SIer)出身で、システムエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、デジタル広告代理店に転職し、さまざまな業界を経験したのち、現在のアクティヴァーチに入社し、コンサルティング業界に携わっています。 現在担当しているのは通信会社のアプリケーション開発部署で、戦略企画部の業務を支援しています。主に、コアコンセプトの策定や、これからの売り出し方の検討、中長期の戦略立案をサポートしています。
入社のきっかけを教えてください。
転職を考える以前から、コンサルティングという仕事に興味を持っていましたが、実際に働く環境も重要だと考えていました。その点で、アクティヴァーチの「規模感」と「社内の風通しの良さ」に強く魅力を感じました。
以前勤めていた企業は、1,500人規模の会社や25,000人規模の大企業で、業務の効率化は進んでいるものの、社員同士のつながりが希薄で、ネットワークを作るにもTeamsで人を検索するような環境でした。縦割りの組織がしっかりしている一方で、コミュニケーションが取りづらいという課題を感じていました。
一方、アクティヴァーチはまだ成長フェーズにあり、組織全体の動きが見えやすく、誰とでも気軽に意見を交わせるオープンな雰囲気があります。また、社長や経営陣との距離も近く、自分の考えを直接伝えることができる環境が整っています。 単に『コンサルティングをやりたい』というだけでなく、『組織の成長に関われる環境で働きたい』という思いを持っていた私にとって、この会社はまさに理想的な場所だと感じました。
入社時と現在で会社の変化はありますか?
私が入社した2年前は、社員数が約40名で、スタートアップのようなこぢんまりとした雰囲気がありました。その分、社長との距離も非常に近く、フラットにコミュニケーションが取れる環境だと感じていました。
現在は社員数が150名にまで増え、会社としての規模も大きくなっていますが、それでも社長との距離感が変わらず、誰もが気軽に意見を交わせる雰囲気が保たれています。組織が拡大するとともに、コミュニケーションの形が変わるのではないかと想像していましたが、むしろその変わらない文化に驚きつつ、改めてこの会社の魅力を実感しています。
どんな人が活躍していますか?
この会社では、「自分から動けること」が何より大切だと感じています。また、コンサル業界全般に言えることかもしれませんが、話しやすい人が非常に多いのも特徴です。
実際に話を聞きに行くと、皆が口を揃えて「聞くことが重要」と言います。ただ話すだけでなく、相手の話にしっかり耳を傾け、一緒に考え、動く姿勢が根付いています。会社として掲げている「オンサイト」の精神も、自然と浸透しているのを実感しています。 積極的に動き、周りと協力しながら成長していきたい方にとっては、ぴったりの環境だと思います。
前職で培ったスキルを、現在の業務でどのように活かしていますか?
非常に難しい問いですが、日々「すべての経験が連鎖して繋がっている」と実感しています。最初の職場では、ウォーターフォールモデルを用いた日本的な開発手法を経験しました。一方、直近の転職では、海外のエンジニアとともに、2週間ごとのアジャイルスプリントを回す開発を経験し、対照的な開発手法を体験しました。 現在携わっている日本企業のプロジェクトでは、「アジャイルを掲げつつ、実際はウォーターフォール的な要素を短いスパンで回している」といったハイブリッドな開発体系を採用しているケースも多く、これまでの経験がそのまま生かされています。
また、業界ごとの理解という面でも、広告代理店でのデジタル広告運用経験を通じて、ECサイトや不動産などさまざまな業界を経験しました。その際に培った「発想の転換力」や「業界ごとの特性を素早く理解し、想像する力」は、現在の業務でも大いに役立っています。結局のところ、すべての経験が繋がり、今の仕事に活かされていると強く感じています。
クライアントとのコミュニケーションで意識していることを教えてください。
コンサルタントにとって、コミュニケーション能力はもちろん重要ですが、それ以上に大切なのは「自分から動く力」だと考えています。ただ指示を待つのではなく、『今何ができるか?』を常に観察し、自発的に動くことが求められます。そのためにも、セルフマネジメント能力は非常に重要なスキルだと感じています。
私は自分自身を同調するタイプだと考えており、クライアントやチームメンバーのペースに合わせて柔軟に対応することを意識しています。例えば、クライアントがスピード重視でタイトに進めたい方であれば、そのペースに合わせてリミットを意識しながら進行します。 一方で、段階を踏んでしっかりコンセンサスを取りながら進めたい方には、丁寧にフェーズを分けながら進行するようにしています。
相手のリズムに合わせながら、適切なバランスを取ることが、円滑なプロジェクト推進の鍵になると考えています。
その強みを得たきっかけはありましたか?
私が「相手のリズムに合わせて柔軟に対応する」という強みを得たきっかけは、前職での経験にあります。もともとグローバルな環境や国をまたぐ仕事に興味があり、海外の方と仕事をする機会が多かったのですが、文化や考え方のベースが全く異なることを強く実感しました。そのため、相手がどのような価値観を持ち、どういうリズムで仕事を進めるのかを意識してコミュニケーションを取る習慣が身につきました。
日本国内の企業においても、人それぞれ考え方や進め方は異なり、海外と同じように「相手がどんなタイプの方なのか」を先入観なく理解することが大切だと気づきました。この経験が、今の仕事での強みに繋がっていると感じています。
会社初のシニアマネージャーへの昇格について、どのように感じていますか?
昇格については、正直なところ最初は驚きもありました。実際に動き始めると、マネージャーの方々と話をしたり、経営層と意見交換をする機会が増える中で、自分の役割や視野の広がりを実感しています。
現在のポジションは、経営層とも会話しつつ、マネージャーやシニアコンサルタントとも密に連携できる、いわば「ミドル」の立場にあると感じています。そのおかげで、上層部の考えを理解しながら、現場の実情も把握できるバランスの取れた位置で動けていると感じています。
現在のポジションで意識していることはありますか?
今のポジションについてから、特に意識しているのは「主体性を伸ばすこと」と「バランスよく関わること」です。 シニアマネージャーになると、直配下がマネージャーということもあり、マネージャー層との会話が増えるようになりました。そのため、彼らの主体性をさらに伸ばし、自発的に動ける環境を作ることを意識しています。一方で、コンサルタントの方々と直接話す機会が減ってしまう傾向があるため、懇親会や社内イベントにはできる限り参加し、気軽に話しかけてもらえる雰囲気を作るようにしています。
また、チームのリーダーとして大切にしているのは、「全体像を共有しつつ、メンバーが主体的に動ける環境を作ること」です。
何かを進める際には、まず共通のコンセプトや方向性を明確にし、全員が同じゴールを見据えられるようにしています。その上で、できるだけメンバーに裁量を持たせ、主体的に動いてもらうことを意識しています。ただ指示を出すのではなく、各自が考え、自ら動ける環境を整えることが、チーム全体の成長につながると考えています。
社内イベントで印象に残っているエピソードはありますか?
社員数が増えても続いている社内イベントの一つに、年に一度の社員旅行があります。今年も開催され、社長や役員の方々も参加されるため、普段あまり話す機会のない方々とも交流できる貴重な機会になっています。特に、15人ほどの小さなグループで一緒に過ごす時間があるため、より深いコミュニケーションが取れる点が印象に残っています。
社員旅行は2泊3日で行われ、美味しい食事を楽しみつつ、リラックスした雰囲気で語り合うことができます。京都の川沿いの景色が素晴らしいお店や、立ち飲みのカジュアルなお店など、さまざまな場所を巡りました。
こうした旅行を通じて、普段の業務ではなかなか話す機会のないメンバーとも自然と会話が生まれ、社内のネットワークが広がるのを実感しました。特に、同じグループで過ごしたメンバーとは、その後も仕事でのコミュニケーションが取りやすくなり、社内のコミュニティ形成にもつながっていると感じています。
入社を悩んでいる方へメッセージをお願いします。
私自身、転職を考えたときに、いろいろな会社を見て比べてみることがすごく大事だと感じました。『ここで働きたい』『この環境に入りたい』と素直に思えるかどうかが、自分にとっての一番の決め手になったと思います。
また、会社の成長と自分の成長を重ねられる環境は、私がそうであったように、働く上での大きなモチベーションになります。どんな環境なら自分が一番力を発揮できるのか、どういう場所なら成長できるのかを考えることで、自然と選ぶべき会社が見えてきます。
この会社には、自立心を持ち、個性を活かして働いている人が多く在籍しており、今後も、そのようなアクティブな方を歓迎していくと思います。主体的に挑戦できる環境があるので、強い意志を持ってチャレンジしていただければと思います。